ノートルダム清心女子大学は、75年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学であることや、国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパスなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約3人に1人だったり、公立高校からの合格者も多く、実態は一般家庭出身でもなじみやすい大学です。
ノートルダム清心女子大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「内部進学の学生のグループがいる中で馴染める?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
「アルバイトしたら浮く?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、ノートルダム清心女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
ノートルダム清心女子大学はお嬢様ばかり?一般家庭でもなじみやすい?
奨学金を利用している学生は約3人に1人
ノートルダム清心女子大学では、2024年度は学部生1891人のうち566人がJASSOの貸与奨学金を利用しています。(JASSOの公開資料、大学公式の学部生の数より計算)
貸与率は約29.9%で、およそ3人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しています。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を下回っていますが、お嬢様ばかりの大学ではないことがわかります。
公立高校からの合格者も多い
ノートルダム清心女子大学は公立高校から幅広く受験されており、合格者も多数います。
2026年度の高校別合格実績では、倉敷南高校66人、坂出高校64人、岡山城東高校63人、倉敷青陵高校62人、岡山一宮高校62人、岡山操山高校46人、岡山芳泉高校43人、倉敷古城池高校42人、玉島高校34人、西大寺高校31人など、岡山県の公立高校から多数の合格者が出ています。
一方、私立高校では就実高校61人、岡山学芸館高校15人、清心女子高校15人、山陽学園高校・明誠学院高校各13人などの合格者が出ています。
合格者全員が入学したわけではありませんが、岡山県の公立高校・私立高校から幅広く受験されている大学です。
2028年から共学大学に変更
ノートルダム清心女子大学は、2028年度入学生から男女共学化することが発表されています。
大学名も「ノートルダム清心女子大学」から「ノートルダム清心大学」へ変更になる予定です。
2029年度以降、学部学科の改変も予定されており、一気に雰囲気が変わることが考えられます。
ノートルダム清心女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
75年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学
ノートルダム清心女子大学の設立は1949年ですが、原点は1886年に岡山で創立された私立岡山女学校です。
前身を含めると戦前から女子を対象とした学校を運営しており、ノートルダム清心女子大学は岡山県初の4年制女子大学として設立されています。
また、大学の設立には、フランスで創立されたナミュール・ノートルダム修道女会が携わっており、建学の精神もキリスト教に基づいた教育を掲げています。
設立当時は、女性が大学レベルの高等教育を受けることが当たり前ではなく、女性が進学できる大学もかなり限られていました。
ノートルダム清心女子大学はそのような時代に、女性にも高度な教養と専門教育を提供することを目的として設立されています。
まだ女性が進学や社会進出することが当たり前でなかった100年以上前から、
社会で活躍する女性を育ててきたことは、中国地方で幅広い年代に認知されています。
【豆知識】なぜキリスト系の教育はお嬢様学校と言われるのか
キリスト教系の学校は、鎖国から開国して間もなく、日本の女子教育を早くから支えた存在です。
鎖国から開国しても、その後数十年、日本の女性が中学校や高校などに進学することは当たり前ではありませんでした。
その中で外国人宣教師や修道女が女学校を開き、女子に基礎的な読み書きや計算だけでなく、高度な教育である語学やキリスト教など幅広い教養を教えはじめます。
文部科学省の教育史でも、明治初期の女子教育が進んだ主な要因はキリスト教宣教師の活動だったと説明されています。
当時、娘を私立の女学校へ通わせられる家庭は限られていたため、結果として社会的・経済的に余裕のある家庭のお嬢様が集まりやすくなりました。
令和の時代には女性が大学へ行くことや、社会進出することは当たり前になっていますが、鎖国から開国したのは1854年で、まだ200年経っていません。
昭和末期(1988年頃)でさえ、4年制大学への進学率は25%前後(女性は12%前後)のため、高度な教育を受けられるのはお嬢様、キリスト教で身につく教養が育ちの良さにつながるといった価値観を持つ世代の人もいます。
国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパス
ノートルダム清心女子大学のキャンパスには、国の登録有形文化財に登録されているノートルダムホールがあります。
ノートルダムホールは、カトリック系だと一目でわかるような西洋風の白を基調としたデザインの建物で、現在も大学の教室や研究室、事務室、聖堂などとして実際に使用されています。
キャンパス内には、ほかにも聖母マリア像や礼拝堂があり、カトリック系女子大学らしい上品で歴史を感じられるキャンパスとなっています。
附属女子中高からの内部進学生がいる
ノートルダム清心女子大学には、系列の清心女子高等学校(岡山県倉敷市)とノートルダム清心高等学校(広島市)があり、大学に内部進学する人もいます。
2025年は、岡山県倉敷市の清心女子高校からノートルダム清心女子大学への合格者が53人いました。
一方、広島のノートルダム清心高校からは、2025年の大学合格実績を見る限り、ノートルダム清心女子大学への合格者は0人でした。
2025年度の大学入学者数は608人なので、岡山県倉敷市の清心女子高校からの合格者53人全員が入学してもおよそ割合は全体の8%ほどになり、内部進学生は1割未満と考えられます。
内部進学生が多数を占めるわけではありませんが、現在も中高から大学へ続く女子一貫教育の文化が残っており、お嬢様イメージにつながっていると考えられます。
学費は一般の私大と同等
ノートルダム清心女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度にはなります。
東京や関西にある有名な私立女子大学と比べると1割ほど安めではあります。
ノートルダム清心女子大学の2025年度の初年度納付金は、学部によりおよそ122万円~135万円です。
学費だけで大学4年間で430万~480万円程度の教育費用になることが考えられます。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
ノートルダム清心女子大学の偏差値は?
ノートルダム清心女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は40.0~45.0前後で、
2026年度の一般選抜では、3教科型・2教科型と共通テスト利用方式を合わせて延べ893人が受験し、698人が合格しました。
実質倍率は約1.3倍で、全体としては1倍台の学科が多く、食品栄養学科だけが3~4倍台と比較的高い倍率になっています。
(併願も可能な入試方法も含むため延べ人数となります。)
ノートルダム清心女子大学の偏差値や入試倍率から、現在は比較的入りやすい入試難易度となっています。
ノートルダム清心女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
ノートルダム清心女子大学の総合的なお嬢様度はBランクです。
ノートルダム清心女子大学は、75年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学であることや、国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパスなど、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大と同等で、入試難易度は比較的入りやすくなっています。
付属校はありますが、入学生に対する内部生の割合は1割未満と少ないです。
そのため、「カトリック教育の伝統あるお嬢様大学」としてBランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | A |
| 教育理念・校風 | B |
| 一貫教育・内部進学 | B |
| 学費・教育環境 | B |
| 学力・入試難易度 | B- |
| 知名度 | B |
| 全体評価 | B |
一方で、ノートルダム清心女子大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
ノートルダム清心女子大学の総合的な庶民度はB+ランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
ノートルダム清心女子大学では、奨学金を利用している学生は約3人に1人だったり、公立高校からの合格者も多いことから庶民度はB+ランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | A |
| 外部生の多さ | A |
| 出身高校の幅(公立含む) | A |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | B |
| 全体評価 | B+ |

