日本女子大学は、120年以上続く伝統ある女子校の系列大学であることや、幼稚園から大学院まで系列校があることなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生はおよそ7人に1人だったり、公立高校からの進学も多く、実態は一般家庭出身の学生が一定数います。
日本女子大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「内部進学の人がいる中で、友達がつくりにくかったりする?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
「アルバイトしたら浮く?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、日本女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
日本女子大学はお嬢様より一般家庭出身が多い?
奨学金を利用している学生は7人に1人
日本女子大学では、令和6年度に学部生6214人のうち844人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しており、利用率は約13.6%です。(JASSOの公開資料より計算)
およそ7人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しており、一般家庭からも入学者がいることがわかります。
全国の大学学部の平均貸与率は約3割となるため、日本女子大学の奨学金貸与率はかなり低く、全国の私立女子大の中でもトップクラスに貸与率が低いです。
附属女子中高からの内部進学生がいる
日本女子大学には、系列の日本女子大学附属高校があり、大学に内部進学する人もいます。
2025年度は、日本女子大学附属高校の卒業生364人のうち262人が日本女子大学へ内部進学しており、
2025年度の大学入学者数は1526人なので、内部進学者の割合は約17.2%です。
内部進学者の割合が17.2%というのは、他のお嬢様大学と比べると内部進学者が多い方です。
(近年は付属の中高一貫校から外部の難関大学へ出ていくケースが多いです。)
日本女子大学の新入生のおよそ6人に1人が附属高校からの内部進学生ということになります。
内部進学者が多数を占めるわけではありませんが、現在も中高から大学へ続く女子一貫教育の文化が残っており、お嬢様イメージにつながっていると考えられます。
公立高校からの合格者も多い
日本女子大学は、系列の中高から内部進学する学生もいますが、公立高校からの合格者もたくさんいます。
2026年度の高校別合格実績では、埼玉県立川越女子高校105人、浦和第一女子高校61人、蕨高校38人、東京都立三田高校34人、埼玉県立越谷北高校32人、千葉県立小金高校31人、東葛飾高校30人、千葉東高校29人、茨城県立竹園高校28人、千葉県立柏高校28人、神奈川県立横浜緑ケ丘高校27人、東京都立文京高校25人、千葉県立薬園台高校24人など、千葉県内の公立高校から多数合格者が出ています。
高校別の合格実績を確認すると、首都圏の公立高校で、偏差値の高い進学校から多く合格者が出ています。
一方で、私立高校からも多くの合格者が出ています。
2026年度では、淑徳与野高校109人、山脇学園高校45人、朋優学院高校45人、共立女子高校40人、大妻高校39人、江戸川女子高校39人、吉祥女子高校36人、開智高校35人などの合格実績が確認できます。
合格者全員が入学したわけではありませんが、私立の名門女子校や中高一貫校の学校出身者ばかりが集まる大学ではないことがわかります。
日本女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
120年以上続く伝統ある女子校の系列大学
日本女子大学が設立されたのは1948年ですが、日本女子系列の始まりは、1901年(明治34年)に東京・目白で開校した日本女子大学校です。
創立時の1901年当時は男女の不平等が広く残っており、女子の高等教育に対する社会の理解もきわめて低い時代でした。
特に大学では、1901年当時は帝国大学をはじめ、女子を受け入れていない大学がほとんどでした。
そのような時代に、日本女子大学校では家政だけでなく、高度な教育である国文学や英文学、さらに自然科学など幅広い教育を女性に行っていました。
1906年には附属豊明小学校・幼稚園も開校し、その後は附属中学校・高等学校、大学院がある女子一貫教育の学園へと発展しています。
日本女子系列には130年近く女子校としての歴史があり、まだまだ昭和時代では進学率も高くなかったことから、私立の伝統ある女子大学という印象が幅広い世代であると考えられます。
幼稚園から大学院まで系列校がある
日本女子大学の大きな特徴の一つが、幼稚園から大学院まで続く一貫教育です。
系列には、日本女子大学附属豊明幼稚園、附属豊明小学校、附属中学校、附属高等学校、日本女子大学、大学院があります。
豊明幼稚園と豊明小学校は1906年に開校しており、100年以上前から幼稚園・小学校を含めた女子教育を行ってきました。
そのため、幼稚園から小学校・中学校・高校を経て、日本女子大学まで進学することができる一貫教育が特徴の学園です。
また、一貫で日本女子系列に通う場合、豊明幼稚園は初年度約100万円、豊明小学校は初年度約130万円を超え、附属中学校も初年度約126万円、附属高校も100万円を超える費用が必要です。
また、附属中学校の中学受験偏差値は模試によっておおむね50前後、附属高校も60前後とされており、大学も各種予備校のボーダー偏差値で45.0~57.5となっています。
一貫で通う場合は、高額な学費に加えて、高い難易度の入試試験をクリアできる学力が必要です。
すべての学生が幼稚園からの内部進学生というわけではありませんが、100年以上続く女子一貫教育と、幼少期から私立教育を受ける内部進学生の存在は、日本女子大学に伝統的な「お嬢様学校」というイメージが持たれる理由の一つと考えられます。
学費は一般の私大より少し高め
日本女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均と同程度~少し高めになります。
日本女子大学大学の2026年度の初年度学費は、約134~167万円程度です。
学費だけでも大学4年間で450万~700万円程度の費用になることが考えられます。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
日本女子大学の偏差値は?
日本女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は45.0~57.5前後です。
2026年度の一般選抜では、大学全体で11722人が受験し、3804人が合格しており、実質倍率は約3.1倍でした。
学部により差がありますが、一定の学力が求められることも、教育熱心な家庭から支持されており、お嬢様イメージにつながっていると考えられます。
日本女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
日本女子大学の総合的なお嬢様度はAランクです。
日本女子大学は、120年以上続く伝統ある女子校の系列大学であることや、幼稚園から大学院まで系列校があることなど、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大より少し高めで、一定の入試難易度で入学には学力が求められます。
内部生の割合は比較的多いですが1~2割で、外部からの入学生がほとんどです。
奨学金貸与率は低く、裕福な家庭が多い印象はありますが、公立高校からの合格者も多くいます。
また、他のお嬢様大学にあるような、キリスト教に基づいた教育や国の重要文化財の建物があるわけではありません。
そのため、「お嬢様イメージがある伝統ある女子大学」としてAランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | A |
| 教育理念・校風 | A |
| 一貫教育・内部進学 | A |
| 学費・教育環境 | A |
| 学力・入試難易度 | A |
| 知名度 | B |
| 全体評価 | A |
一方で、日本女子大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
日本女子大学の総合的な庶民度はBランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
日本女子大学では、およそ7人に1人が奨学金を貸与されており、系列校以外からの外部生が8割以上で、公立高校出身者も多く、庶民度はBランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | C |
| 外部生の多さ | B |
| 出身高校の幅(公立含む) | B |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | B |
| 全体評価 | B |


