甲南女子大学は、100年以上続く関西の伝統的な甲南女子系列の大学であることや、中高一貫の甲南女子中学校・高等学校から内部進学生がいること、校舎が国の登録有形文化財に登録されていることなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約3人に1人だったり、公立高校からの合格者も多く、実態は一般家庭出身でもなじみやすい大学です。
甲南女子大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「内部進学の人がいる中で、友達がつくりにくかったりする?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
「アルバイトしたら浮く?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、甲南女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
甲南女子大学はお嬢様ばかり?一般家庭でもなじみやすい?
奨学金を利用している学生は約3人に1人
甲南女子大学では、2024年度は学部生3772人のうち1326人ががJASSOの貸与奨学金を利用しています。(JASSOの公開資料、大学公式の学部生の数より計算)
貸与率は約35%で、およそ3人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しています。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を上回っており、お嬢様ばかりの大学ではないことがわかります。
公立高校からの合格者も多い
甲南女子大学は公立高校から幅広く受験されており、合格者も多数います。
2026年度高校別の合格実績では、県立芦屋高校55人、須磨友が丘高校51人、葺合高校40人、市立尼崎高校39人など、兵庫県内の公立高校を中心に多数の合格者が確認できます。
合格者全員が入学したわけではありませんが、兵庫を中心に、大阪・京都など近畿圏の公立高校・私立高校から幅広く受験されている大学です。
甲南女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
100年以上続く関西の伝統的な女子校
甲南女子大学の設立は1964年ですが、学園自体の始まりは1920年(大正9年)に開学した甲南高等女学校からです。
設立時から、校訓「清く 正しく 優しく 強く」の通り、女性の品格や教養を重視した教育を行っています。
甲南女子学園系列では、中高一貫の女子高、女子大・大学院があり、学園の始まりを含めると100年以上続く関西の伝統ある女子校です。
甲南女子中学校・高等学校から内部進学生がいる
甲南女子大学には、中高一貫の系列校があり、甲南女子中学校・高等学校があります。
甲南女子中学校・高等学校は、全国の難関大学へ合格実績がある、関西を代表する伝統的な名門女子校の1つです。
甲南女子中学校・高等学校は合格実績は公開しているものの、実際の進学数に関しては公表していないため、内部進学数は不明です。
資料からわかることは、2026年度の甲南女子高等学校の卒業生161人のうち甲南女子大学の合格者は101人いることと、
甲南女子高等学校の合格実績には国公立大学や関関同立など有名私立大学が多く含まれていること、
甲南女子大学への内部進学割合は1987年には約75% → 1996年約60% → 2007年約3割 → 2017年約1割まで大きく低下していることです。
(甲南女子高等学校のHPに掲載されている合格実績や、学校説明会用の2017年度大学合格実績資料などからわかります。)
内部進学率は実際のところわかりませんが、甲南女子中学校・高等学校のSアドバンストコースは偏差値が50前後に対し、甲南女子大学の偏差値は40ほどのため、偏差値の乖離からも内部進学が多いとは考えづらいです。
阪神間の高級住宅街が周辺にある立地
甲南女子大学は、神戸市東灘区森北町の六甲山麓に大学キャンパスがあります。
キャンパス周辺は閑静な住宅地ですが、西には阪神間有数の高級住宅地として知られる岡本、東には芦屋があり、
高級住宅街からアクセスのよい立地も、甲南女子大学のお嬢様イメージにつながっていると考えられます。
校舎が国の登録有形文化財に登録されている
甲南女子大学のキャンパスは、昭和を代表する建築家村野藤吾さんが手掛けています。
大学の管理棟・3号館・渡廊下の3件は2019年に国の登録有形文化財になっており、
床のタイル模様や、独特な飾り窓、細部に意匠がこらされた螺旋階段など、
歴史的価値のある、洗練されたデザインの校舎になっています。
大学生なのに制服がある
甲南女子大学は1964年の大学開学以来、大学生にも制服(ユニバーシティスーツ)があります。
普段毎日着るような制服ではありませんが、入学宣誓式や学位記授与式などの特定行事では着用する制服です。
紺色の英国オックスフォードの伝統的なデザインのスカートとパンツスタイルの制服で、大学生でも制服があるのはお嬢様大学ならではという感じですね。
学費は一般の私大と同等
甲南女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度にはなります。
甲南女子大学の2027年度の初年度納付金は、学部によりおよそ136万円~193万円です。
学部によって学費に差はありますが、文系学部や医療系学部など、学部別にみると全国の私立大学の学費とあまり変わりはありません。
学費以外にも交通費や教科書代、諸経費も含めると、
大学4年間で500万~800万円以上程度の教育費用になることが考えられます。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
甲南女子大学の偏差値は?
甲南女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は37.5~45.0前後で、
2026年度の一般入試では、延べ2677人の受験に対して883人が合格し、約3倍の倍率になっています。(併願も可能な入試方法のため、実際の受験人数というより延べ人数になります。)
(学部により入試倍率が大きく違うため、詳細は公式HPを参照ください。)
倍率が高く簡単に入れる大学ではないため、学生の学力が担保された女子大ということからも、
教育にお金をかけられることからお嬢様イメージにつながります。
甲南女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
甲南女子大学の総合的なお嬢様度はB+ランクです。
甲南女子大学は、100年以上続く関西の伝統的な甲南女子系列の大学であることや、中高一貫女子校の甲南女子中学校・高等学校から内部進学生がいること、校舎が国の登録有形文化財に登録されていることなど、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大と同等で、入試難易度も倍率は高いですが、偏差値は難関とは言えません。
内部生の進学人数は公開されていませんが、付属校と大学で偏差値が乖離しており、進学率が多くないと予想できることから、幼少期から英才教育を受けるような生粋のお嬢様は少ないと考えられます。
そのため、「100年以上女子教育の歴史あるお嬢様大学」としてBランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | A |
| 教育理念・校風 | A |
| 一貫教育・内部進学 | B |
| 学費・教育環境 | B |
| 学力・入試難易度 | B |
| 知名度 | B |
| 全体評価 | B+ |
一方で、甲南女子大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
甲南女子大学の総合的な庶民度はB+ランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
甲南女子大学では、奨学金を利用している学生は約3人に1人だったり、公立高校からの合格者も多いことから庶民度はB+ランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | A |
| 外部生の多さ | – |
| 出身高校の幅(公立含む) | A |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | B |
| 全体評価 | B+ |

