学習院女子大学は2026年4月に学習院大学へ統合されましたが、華族の女子のために設立された学校の系列大学であることや、国の重要文化財がある歴史的なキャンパスなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約5~6人に1人、公立高校からの合格者もおり、統合前の2025年ごろの実態は一般家庭出身でもなじみやすい大学でした。
本記事では、学習院大学へ統合されましたが「学習院女子大学はお嬢様大学だったの?」という方に向けて、学習院女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
学習院女子大学はお嬢様ばかりの大学?
奨学金を利用している学生は約5~6人に1人
学習院女子大学では、令和6年度に298人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しています。(JASSOの公開資料より計算)
学習院女子大学の学部在籍者数1682人をもとに計算すると、貸与率は約17.7%で、
およそ5~6人に1人が返済を必要とする奨学金を利用していました。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を下回っており、裕福な家庭が多い印象を受けますが、お嬢様ばかりの大学ではないこともわかります。
学習院女子大学は2026年4月に学習院大学へ統合されており、統合前の学習院女子大学での奨学金貸与率となります。
付属校からの内部進学生がいた
学習院女子大学には、系列校があり、学習院女子高等科があります。
学習院女子高等科から学習院女子大学へ内部進学する学生もいましたが、現在は学習院女子大学は学習院大学へ統合されており、
数年前から統合することが公開されていた影響もあり、統合前は学習院女子大学への内部進学は少なく、学習院大学へ内部進学する学生が一定数いるといった状況です。
統合後の現在は、学習院女子高等科からの内部進学は学習院大学になります。
学習院系列には、幼稚園、初等科、女子中等科・高等科、共学の中等科・高等科があり、エスカレーター式で内部進学する学生が多いです。
学習院系列の幼稚園~高等科の学費は、1年につき私立大学の学費1年分ほどになり、学費だけで年間約110~140万円が必要になるため、内部生はかなり裕福な家庭が多い印象です。
公立高校からの合格者もいる
学習院女子大学は、私立の女子校からの合格者は多いですが、
高校別の合格実績を見ると、県立不動岡高校や県立柏高校、市立浦和高校、県立蕨高校、県立千葉東高校など、公立高校からも各校数名ずつの合格者が出ていました。
合格者全員が入学したわけではありませんが、私立の名門女子校や富裕層向けの学校出身者だけが集まる大学ではないことがわかります。
統合後の現在は、学習院女子大学の新規学生の募集は停止しているため、統合前の情報になります。
学習院女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
華族の女子のために設立された学校
学習院女子大学の設立は1998年ですが、学習院女子系列の原点は、1877年に設立された華族学校や、1885年に設立された華族女学校です。
華族女学校は、旧大名家・公家など、明治期の上流階級の子女が通う学校として設立され、華族の女性のための教育内容であり、お嬢様の中のお嬢様が通っていました。
1947年の敗戦後に華族制度が廃止されてからは、一般の私立学校となり、身分にかかわらず女性を育成する学校となっています。
(一般に開かれたものの、幼少期からの11年間の一貫した女子教育など、経済的に裕福な家庭のみに限られました)
1998年に学習院女子大学が設立され、これまでの伝統や女性教育を受け継ぎながら、より高度な教育を行ってきました。
学習院女子大学では、華道・茶道・香道・書道、十二単の着装を学ぶ有職故実、などを伝統文化演習として学ぶことができるなど、お嬢様らしい伝統が残っています。(2026年の統合後も学習院大学・国際文化交流学部に引き継がれています)
正門が国の重要文化財など歴史的なキャンパス
学習院女子大学があったのは、東京都新宿区の戸山キャンパスです。
2026年の統合後も、学習院大学国際文化交流学部として戸山キャンパスを使用しています。
戸山キャンパスでは、1877年の学習院創立時に使われていた正門が現在も使用されており、
国の重要文化財にも指定されている歴史ある門です。
また、明治時代の近衛騎兵連隊の宿舎だったレンガ建築の建物が現存しており、現在も研究室や学生相談室として使用されています。
系列校が同じ敷地内にある
戸山キャンパスには学習院女子大学(現在は学習院大学・国際文化交流学部)だけでなく、現在も学習院女子中等科・女子高等科があります。
学習院女子中高から大学の女子学生が一堂に、学習院の歴史あるキャンパスで日々を過ごします。
学習院女子での一貫した教育環境も、「学習院で長く育ったお嬢様」というイメージにつながっていると考えられます。
学費は一般の私大と同等
学習院女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度にはなります。
学習院女子大学の統合前の2024年度では、全学科共通で初年度納付金は約140万円でした。
学費のみでも、大学4年間で500万程度の費用になることが考えられます。
留学やホームステイに行く場合は、追加で費用が掛かります。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていたと考えられます。
学習院女子大学の偏差値は?
学習院女子大学の統合直前の偏差値は、各種予備校が発表している2025年の偏差値は47.5~50.0前後でした。
2026年に学習院大学へ統合された後、学習院女子大学の後継となる国際文化交流学部は偏差値55.0~57.5と予想されており、人気が高まっています。
学習院女子大学の統合前についても、偏差値が50前後というのは簡単には入れない偏差値のため、一定の学力が必要なことから、教育熱心な家庭出身の学生が多い印象があります。
学習院女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
学習院女子大学の総合的なお嬢様度はAランクです。
学習院女子大学は、華族の女子のために設立された学校の系列大学であることや、国の重要文化財がある歴史的なキャンパスなど、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大と同等で、入学するには一定の学力を必要とする偏差値の大学です。
そのため、「華族の女子のために設立された歴史のあるお嬢様大学」としてAランクの判定となりました。
学習院女子大学は2026年4月に学習院大学へ統合されましたが、卒業生を多く送り出してきたお嬢様大学です。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | S |
| 教育理念・校風 | A |
| 一貫教育・内部進学 | 大学統合前後のため不明 |
| 学費・教育環境 | B |
| 学力・入試難易度 | A |
| 知名度 | A |
| 全体評価 | A |


