白百合女子大学はお嬢様大学?学費・校風・内部進学からお嬢様度を判定!

白百合女子大学はお嬢様学校 お嬢様大学

白百合女子大学には、女子大としての長い歴史や、フランス系のカトリック女子教育全国にある白百合の姉妹校など、「お嬢様大学」というイメージがあります。

一方で、学生の雰囲気は、落ち着いた服装の女子生徒が多く、お嬢様というよりは一般的な女子大生に近いです。

そんな白百合女子大学がお嬢様学校と言われる理由や、お嬢様より一般家庭出身が多いのかについて調査しました!

白百合女子大学がお嬢様といわれる3つの理由

1878年から続く、フランス系のカトリック女子教育

白百合女子大学の原点は、1878年に、3人のフランス人修道女が日本へ来て、函館で教育・宣教・福祉活動を開始したことがはじまりです。

3年後の1881年には東京に学校を開き、現在の白百合学園の前身となっています。

白百合女子大学は1965年、東京都調布市に設立され、2026年に創立148年、大学設立61年を迎えました。

明治初期の設立当時は、1854年まで鎖国していた影響もあり、外国語やキリスト教、西洋の知識・教養を学ぶような、女性が高等教育を受けられる環境はなかなかありませんでした

そのため、高度で国際的な教育を140年以上続け女性を育ててきたことが、先進的で格式ある女子校というイメージにつながっています。

まだ女性が社会進出することが当たり前でなかった140年以上前から、
社会で活躍する女性を育ててきたことは、関東圏で幅広い年代に認知されています。

「清楚・謙虚・気品」を重要視した教育方針

白百合女子大学は教育目標として、「真・善・美」を掲げており、
清楚、謙虚さの中に気品を保った自立した女性の育成を目標としています。

また、校名、校章に入っている白百合の花は聖母マリアを象徴し、純潔や清楚を意味します。
教育目標からわかる清楚な女性像や、白百合の花のイメージも、お嬢様学校といわれる理由の1つだと考えられます。

全国各地に白百合の姉妹校がある

学校法人白百合学園には、大学だけでなく、幼稚園から小学校、中学校、高校が全国各地にあります。

幼少期から私立女子校に通う家庭集まっていることも、白百合のお嬢様イメージにつながっています。

高校の姉妹校は全国に7校あり、白百合女子大学へ姉妹校推薦制度での内部進学する学生もいます。

各姉妹校の進学実績を見ると、白百合女子大学への進学は合算しても10名程度でとても少ないです。
白百合女子大学の2026年度学部入学者は343人なので、姉妹校出身者の割合は1割未満と考えられます。

幼稚園や小学校から白百合に通ってきたようなお嬢様は、ほとんど外部大学へ進学しているため、
白百合女子大学に一般家庭の範囲を超えたようなお嬢様は少ないと考えられます。

白百合女子大学の学費は高い?

白百合女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度になります。
白百合女子大学の2026年度の初年度納付金は、約138万円です。
また、学科によって学費が高額になるというわけでもありません。

学費以外にも交通費や教科書代、一人暮らしの費用も含めると、
大学4年間で500万~800万円以上程度の教育費用になることが考えられます。

学費は一般私大の平均ですが、私立大学に4年間通うだけでも裕福な家庭である証です。
一般家庭の範囲と言えばそうですが、それなりのお嬢様である家庭環境だと考えられます。

白百合女子大学の偏差値は?

白百合女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は35.0~40.0前後で、
2026年度の一般入試は、実質倍率1.1倍で、受験者315人に対し合格者289人です。

1990年代では白百合女子大学の偏差値は60~55、2000年代では偏差値55~50と、偏差値が徐々に下がったことは間違いありません。
偏差値が下がった背景には、白百合女子大学特有の現象ではなく、
受験者数の減少女子大離れ偏差値が下がったことによる優秀な内部生の外部受験があります。

大学の受験者数は1990年に比べ現在増えていますが、
4年制大学が増えているため、大学に対する受験者数は減少しています。
そのため、昨今では定員割れする大学が増えています。

1990年2023~25年ごろ
18歳人口約201万人約106~110万人
大学進学率24.6%約58~59%
大学進学者数約49万人約63~64万人
4年制大学数507校810校

また、女子大離れが進んでいる理由には、時代背景が大きく影響しており、
昔は女性が進学することや社会進出することは一般的ではなく
学校も社会も男性の比率が高いのは当たり前でした。
そのため、昔は女性の社会進出の実績がある女子大自体にブランドがあり、
受験する学生も、共学の大学に進むことは今ほど当たり前ではありませんでした

現在は、女性でも早慶・MARCH・国公立・理系学部を目指すことが当たり前になっており、
充実した設備や教育、就職に有利な学習環境・就職実績を持つ大学も多く、
女子大を進路にする人が少なくなっていることが、女子大の偏差値の低下につながっています。
(共学思考の人が増えているのはそうですが、今でも女子大に需要はあり
卒業生が社会で活躍することで作り上げてきた就職の強さなど、
女子大の強み、好印象な社会的イメージは今でもなくなっていません。
偏差値から見ると、就職に強く、質の良い教育を受けられる素晴らしい大学です。)

白百合女子大学はお嬢様より一般家庭出身が多い?

奨学金を利用している学生は6人に1人

白百合女子大学では、令和6年度に265人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しています。
(JASSOの公開資料より計算しています)

同年度の学部在籍者数1493人をもとに計算すると、貸与率は約17.7%で、5~6人に1人は奨学金を利用していることになります。

大学での奨学金貸与率の全国平均約31%を大きく下回っており、裕福な家庭が多い印象を受けますが、お嬢様ばかりの大学ではないこともわかります

付属高校から内部進学は少なく、外部からの入学が9割以上

各姉妹校からの内部進学は、各姉妹校の進学実績を見る限り、全体の1割未満と推計しています。
内部進学者の割合は5%以下というのは、他のお嬢様大学に比べ少なく、一般家庭の割合が多い印象があります。

公立高校からの入学者は少数派だけどいる

白百合女子大学が公式に公表している2026年度の入学者出身高校一覧には、白百合学園、湘南白百合学園、函嶺白百合学園などの系列・姉妹校に加え、東京女学館、雙葉、山脇学園、光塩女子学院、聖心女子学院などの伝統的な私立女子校が含まれています。

一方、芦花、調布北、清瀬、石神井、熊谷女子など、公立高校からの入学者も確認できます。

各高校別で合格実績を見ていくと、2025年度高校別合格実績TOP20校では、上位は私立17校、公立3校と、私立高校や私立女子高からの合格者が大多数を占めていますが、公立高校からも合格者は多く出ています。

白百合女子大学のお嬢様度を判定!

学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!

白百合女子大学の総合的なお嬢様度はB+ランクです。

白百合女子大学は、女子大としての長い歴史や、フランス系のカトリック女子教育、全国にある白百合の姉妹校など、伝統的なお嬢様大学であると言えます。

また、学費は一般私大と同等で、入試難易度も難関というわけではなく、入学への敷居は低いです。
内部生の進学が少なく、ほとんどの学生が一般家庭に近い経済感覚であると考えられます。
そのため、「伝統と校風からお嬢様イメージが強い大学」としてB+ランクの判定となりました。

判定項目評価
歴史・伝統A
教育理念・校風A
一貫教育・内部進学C
学費・教育環境B
学力・入試難易度C
知名度A
全体評価B+