東京女子大学は、100年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学や、国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパスなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約7人に1人だったり、公立高校からの合格者も多く、実態は一般家庭出身でもなじみやすい大学です。
東京女子大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
「アルバイトしたら浮く?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、東京女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
東京女子大学はお嬢様ばかり?一般家庭でもなじみやすい?
奨学金を利用している学生は約7人に1人
東京女子大学では、2024年度は学部生3845人のうち536人がJASSOの貸与奨学金を利用しています。(JASSOの公開資料、大学公式の学部生の数より計算)
貸与率は約13.9%で、およそ7人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しています。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を大きく下回っていますが、お嬢様ばかりの大学ではないことがわかります。
公立高校からの合格者も多い
東京女子大学には公立高校から幅広く受験されており、合格者も多数います。
2026年度の高校別合格実績では、東京都立豊多摩高校38人、埼玉県立川越女子高校37人、浦和第一女子高校28人、東京都立駒場高校17人、静岡県立韮山高校17人、千葉県立薬園台高校16人、東京都立武蔵野北高校16人、千葉県立佐倉高校15人、東京都立西高校15人、群馬県立前橋女子高校14人、東京都立新宿高校14人など、関東圏の進学校の公立高校から多数の合格者が出ています。
一方、私立高校では淑徳与野高校29人、頌栄女子学院高校28人、吉祥女子高校27人、朋優学院高校21人、開智高校19人、大妻高校・鷗友学園女子高校各17人など、多くの合格者が出ています。
合格者全員が入学したわけではありませんが、関東圏の公立高校・私立高校から幅広く受験されている大学です。
特に、公立高校からは進学校からの合格者が多く、私立高校では、中高一貫校や私立女子校からの合格者が多いように見受けられます。
系列の中高はなく、内部進学の学生はいない
学校法人東京女子大学には、付属や系列の幼稚園・小学校・中学校・高校はなく、東京女子大学と大学院のみになります。
そのため、エスカレーター式で内部進学する学生はいないため、内部生のグループや内部生文化もなく、入学生全員が外部から入学しており、友達がつくりやすいと考えられます。
付属校はありませんが、多くの女子校と高大連携協定を結んでいるため、各女子校から一定数の入学生がいる可能性があります。
東京女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
100年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学
東京女子大学は1918年(大正7年)に設立された、100年以上の歴史があるキリスト教系の女子大学です。
当時は、女性が大学レベルの高等教育を受けることが当たり前ではなく、女性が進学できる大学もかなり限られていました。
東京女子大学はそのような時代に、女性にも高度な教養と専門教育を提供することを目的として設立された、日本の女子高等教育の先駆けの一つです。
創立以来、キリスト教精神を教育の基礎とし、専門知識だけでなく、幅広い教養や人格を身につけた自立した女性を育てる「リベラルアーツ教育」を重視してきました。
まだ女性が進学や社会進出することが当たり前でなかった100年以上前から、
社会で活躍する女性を育ててきたことは、関東圏で幅広い年代に認知されています。
【豆知識】なぜキリスト系の教育はお嬢様学校と言われるのか
キリスト教系の学校は、鎖国から開国して間もなく、日本の女子教育を早くから支えた存在です。
鎖国から開国しても、その後数十年、日本の女性が中学校や高校などに進学することは当たり前ではありませんでした。
その中で外国人宣教師や修道女が女学校を開き、女子に基礎的な読み書きや計算だけでなく、高度な教育である語学やキリスト教など幅広い教養を教えはじめます。
文部科学省の教育史でも、明治初期の女子教育が進んだ主な要因はキリスト教宣教師の活動だったと説明されています。
当時、娘を私立の女学校へ通わせられる家庭は限られていたため、結果として社会的・経済的に余裕のある家庭のお嬢様が集まりやすくなりました。
令和の時代には女性が大学へ行くことや、社会進出することは当たり前になっていますが、鎖国から開国したのは1854年で、まだ200年経っていません。
昭和末期(1988年頃)でさえ、4年制大学への進学率は25%前後(女性は12%前後)のため、高度な教育を受けられるのはお嬢様、キリスト教で身につく教養が育ちの良さにつながるといった価値観を持つ世代の人もいます。
国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパス
東京女子大学の杉並区善福寺キャンパスには、創立初期から残る歴史的な建築物が数多くあります。
キャンパスの設計は、日本の近代建築に大きな影響を与えた建築家アントニン・レーモンドが手掛け、
現存している本館、チャペル・講堂、西校舎、東校舎、ライシャワー館、外国人教師館、安井記念館の7棟は、国の登録有形文化財となっています。
チャペルでは現在も礼拝が行われており、伝統あるキリスト教に基づいた教育が行われています。
学費は一般の私大と同等
東京女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度にはなります。
東京女子大学の2025年度の初年度納付金は、学部によりおよそ134万円~147万円です。
学費だけで大学4年間で500万~600万円程度の教育費用になることが考えられます。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
東京女子大学の偏差値は?
東京女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は45.0~55.0前後で、
2026年度の一般選抜では、一般方式と共通テスト利用方式を合わせて延べ5165人が受験し、1991人が合格しました。実質倍率は約2.6倍です。
2026年度の個別学力試験型での倍率は、哲学4.0倍、日本文学文化3.2倍、歴史文化3.5倍、経済経営2.5倍、心理2.0倍、社会コミュニケーション3.0倍、情報数理科学1.6倍となっています。
(併願も可能な入試方法もあります。)
東京女子大学への入学には、一定の学力が必要とされ、教育熱心な家庭から支持されていることがわかります。
また、2025年3月卒業生の就職率は99.6%で、9年連続99%以上となっており、
有名企業400社への実就職率は18.9%で、12年連続で私立女子大学トップ3に入っており、就職に強いことも東京女子大学の入試倍率を押し上げていると考えられます。
東京女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
東京女子大学の総合的なお嬢様度はAランクです。
東京女子大学は、100年以上続くキリスト教系の伝統ある女子大学や、国の登録有形文化財がある歴史的なキャンパスなど、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大と同等で、入試難易度も一定の学力が求められます。
付属校は無く内部生はいませんが、私立の中高一貫校や女子校から一定の合格者が毎年います。
そのため、「カトリック教育の伝統あるお嬢様大学」としてAランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | A |
| 教育理念・校風 | A |
| 一貫教育・内部進学 | – |
| 学費・教育環境 | B |
| 学力・入試難易度 | A |
| 知名度 | A |
| 全体評価 | A |
一方で、東京女子大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
東京女子大学の総合的な庶民度はB+ランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
東京女子大学では、奨学金を利用している学生は約7人に1人だったり、公立高校からの合格者も多いことから庶民度はB+ランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | B |
| 外部生の多さ | A |
| 出身高校の幅(公立含む) | A |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | A |
| 全体評価 | B+ |


