フェリス女学院大学はお嬢様大学?学費・校風・内部進学からお嬢様度を判定!

フェリス女学院大学はお嬢様大学 お嬢様大学

フェリス女学院大学には、女子大としての長い歴史や、キリスト教に基づいた品格と教養を重視する教育理念名門女子校「フェリス女学院」のイメージなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。

一方で、学生の雰囲気は、落ち着いた服装の女子生徒が多く、お嬢様というよりは一般的な女子大生に近いです。

そんなフェリス女学院大学がなぜお嬢様学校と言われるのかお嬢様より一般家庭出身が多いのかについて調査しました!

フェリス女学院大学がお嬢様といわれる3つの理由

150年以上続く女子教育の歴史

フェリス女学院は、アメリカの女性宣教師により1870年に始まった、学校公式HPによると日本最初の女子教育機関です。

フェリス女学院大学は1965年に設立され、2026年に学院創立156年、大学設立61年を迎えました。

明治初期の設立当時は、1854年まで鎖国していた影響もあり、英語やキリスト教、西洋の知識・教養を学ぶような、女性が高等教育を受けられる環境はなかなかありませんでした

そのため、高度で国際的な教育を150年以上、横浜に根付いて女性を育ててきたことが、先進的で格式ある女子校というイメージにつながっています。

まだ女性が社会進出することが当たり前でなかった150年以上前から、
社会で活躍する女性を育ててきたことは、横浜をはじめ、関東圏で幅広い年代に認知されています。

名門女子校「フェリス女学院」のイメージ

学校法人フェリス女学院には、大学だけでなく、フェリス女学院中学校・高等学校があります。

中高は中学からの6年間一貫教育を行う女子校で、2026年の大学合格実績では、
東京大学7人、早稲田大学56人、慶應義塾大学42人、上智大学34人、明治大学46人、立教大学32人など、多くの生徒が外部の難関大学へ進んでいます

フェリス女学院大学のお嬢様イメージには、中高の頭脳明晰な名門女子校としてのブランドも影響しています。

語学・音楽・少人数制などフェリスならではの教育スタイル

フェリス女学院大学は昔から外国語や音楽の教育に力を入れており
現在も大学では英語に加え、フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国語などを学べます。
また、英語の授業では約15人の少人数制のクラスで、大学全体でも約7割の授業が30人未満です

外国語や音楽などの教養を身につけた女性が多く在籍・卒業生にいることが、
上品で伝統的な印象があり、フェリス女学院大学のお嬢様イメージにつながっています。

フェリス女学院大学の学生数・内部進学の割合

2026年5月時点で、大学の学部在籍者は1849人です。
関東のお嬢様大学の中では、学生数は少ないほうです。

フェリス女学院高等学校からの内部進学は、
2026年3月卒業生でフェリス女学院大学に合格したのは1人で、
他のお嬢様大学では、内部進学生は1割前後のため、
フェリス女学院大学の内部進学の割合はかなり少ないです

基本的に内部進学する女子学生は、教育費をかけられることからお嬢様であることが多く、
その内部生がフェリス女学院大学にはほとんどいないということは、
他の私立の中高一貫校からフェリス女学院大学に進学する人もいるとは思いますが、
大学としては伝統や歴史があるものの、生粋のお嬢様は少ないと考えられます

フェリス女学院大学はお嬢様より一般家庭出身が多い?

奨学金を利用している学生は約5人に1人

フェリス女学院大学では、令和6年度に378人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しています。
(JASSOの公開資料より計算しています)

同年度の学部在籍者数1875人をもとに計算すると、貸与率は約20.2%で、およそ5人に1人が奨学金を利用していることになります

大学の奨学金の利用率は、全国平均約31%のため、下回っていることから裕福な家庭が多い印象を受けますが、お嬢様ばかりの大学ではないこともわかります

付属高校から内部進学はあるものの、外部からの入学が99%

フェリス女学院高等学校の進学実績を見る限り、大学入学者全体の1%以下と推計しています。
内部進学者がほとんどいないことは、他のお嬢様大学に比べ圧倒的に少なく、一般家庭の割合が多い印象があります。

公立高校からの合格者もいるものの少ない

2025年度の高校別合格実績でも、合格者数上位には鵠沼高校や、N・S・R高校、桐光学園高校など私立高校が多く、
また、神奈川学園、東京女学館、横浜女学院、青山学院横浜英和など、女子校や中高一貫校も含まれています。

一方で、横浜平沼、光陵、湘南、秦野、横浜国際など、公立高校からも合格者は多数出ています。

私立高校や私立女子高からの合格者が過半数を占めていますが、公立高校からも合格者は多く出ています。

在校生の出身校割合は公式には発表されておらず、合格者からの推計となりますが、お嬢様がいるような名門校の出身者ばかりではないと考えられます。

フェリス女学院大学の学費は高い?

フェリス女学院大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度(平均より少し安い)になります。
2026年度のグローバル教養学部は、入学金を含む初年度納付額が約142万円です。
また、学部によって学費が高額になるというわけでもありません。

学費以外にも交通費や教科書代、一人暮らしの費用も含めると、
大学4年間で500万~800万円以上程度の教育費用になることが考えられます。

フェリス女学院大学の偏差値は?

フェリス女学院大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は35.0前後で、
2026年度の一般入試は、ほぼ全員合格で、421人受験して不合格者は3人だけです。

方式受験者合格者実質倍率
一般入試全体421人418人1.0倍
共通テスト利用362人341人1.1倍
合計783人759人1.0倍

1990年代では、フェリス女学院大学の偏差値は60~50後半だったので、偏差値が徐々に下がったことは間違いありません。
偏差値が下がった背景には、フェリス女学院大学特有の現象ではなく、
受験者数の減少女子大離れ偏差値が下がったことによる優秀な内部生の外部受験があります。

大学の受験者数は1990年に比べ現在増えていますが、
4年制大学が増えているため、大学に対する受験者数は減少しています。
そのため、昨今では定員割れする大学が増えています。

1990年2023~25年ごろ
18歳人口約201万人約106~110万人
大学進学率24.6%約58~59%
大学進学者数約49万人約63~64万人
4年制大学数507校810校

また、女子大離れが進んでいる理由には、時代背景が大きく影響しており、
昔は女性が進学することや社会進出することは一般的ではなく
学校も社会も男性の比率が高いのは当たり前でした。
そのため、昔は女性の社会進出の実績がある女子大自体にブランドがあり、
受験する学生も、共学の大学に進むことは今ほど当たり前ではありませんでした

現在は、女性でも早慶・MARCH・国公立・理系学部を目指すことが当たり前になっており、
女子大を進路にする人が少なくなっていることが、女子大の偏差値の低下につながっています。
(共学思考の人が増えているのはそうですが、今でも女子大に需要はあり
卒業生が社会で活躍することで作り上げてきた就職の強さなど、
女子大の強み、好印象な社会的イメージは今でもなくなっていません。
偏差値から見ると、就職に強く、質の良い教育を受けられる素晴らしい大学です。)

フェリス女学院大学のお嬢様度を判定!

学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!

フェリス女学院大学の総合的なお嬢様度はBランクです。

フェリス女学院大学は、150年以上続く女子教育の長い歴史や、キリスト教に基づいた品格と教養を重視する教育理念名門女子校「フェリス女学院」のイメージなど、伝統的なお嬢様大学であると言えます。

また、学費は一般私大と同等で、入試難易度も難関というわけではなく、入学への敷居は低いです。
内部生の進学が少なく、ほとんどの学生が一般家庭に近い経済感覚であると考えられます。
そのため、「伝統と校風からお嬢様イメージが強い大学」としてBランクの判定となりました。

判定項目評価
歴史・伝統A
教育理念・校風A
一貫教育・内部進学C
学費・教育環境B
学力・入試難易度C
知名度A
全体評価