東洋英和女学院大学はお嬢様大学?学費・校風・内部進学からお嬢様度を判定!

東洋英和女学院大学はお嬢様学校 お嬢様大学

東洋英和女学院大学には、女子大としての長い歴史や、キリスト教に基づいた品格と教養を重視する教育名門女子校「東洋英和女学院」のイメージなど、「お嬢様大学」というイメージがあります。

一方で、学生の雰囲気は、落ち着いた服装の女子生徒が多く、お嬢様というよりは一般的な女子大生に近いです。

そんな東洋英和女学院大学がお嬢様学校と言われる理由や、お嬢様より一般家庭出身が多いのかについて調査しました!

東洋英和女学院大学がお嬢様といわれる3つの理由

1884年から続く、カナダ発の女子教育

東洋英和女学院の始まりは1884年で、カナダの女性宣教師が開校し、キリスト教、英語、教養を女性へ教えていた学校です。

東洋英和女学院大学は1989年に設立され、2026年に学院創立142年、大学設立37年を迎えました。

明治初期の設立当時は、1854年まで鎖国していた影響もあり、英語やキリスト教、西洋の知識・教養を学ぶような、女性が高等教育を受けられる環境はなかなかありませんでした

「赤毛のアン」の翻訳者として知られる村岡花子さんも東洋英和女学校で学び、1952年に日本で最初の「赤毛のアン」の翻訳版を刊行しています。
当時の生徒には政府高官の令嬢なども多く、教育熱心な家庭の女子が集まる学校でした。

そのため、高度で国際的な教育を150年以上続け女性を育ててきたことが、先進的で格式ある女子校というイメージにつながっています。

まだ女性が社会進出することが当たり前でなかった140年以上前から、
社会で活躍する女性を育ててきたことは、関東圏で幅広い年代に認知されています。

名門女子校「東洋英和女学院」のイメージ

学校法人東洋英和女学院には、大学だけでなく、東洋英和幼稚園、小学校、中等部・高等部、大学院があります。

東洋英和女学院中東部・高等部は中学からの6年間一貫教育を行う女子校で、2026年の大学合格実績では、
東大含む国立大6人、早稲田大学19人、慶應義塾大学24人、上智大学9人、青山学院大学10人、明治大学9人など、多くの生徒が外部の難関大学へ進んでいます

東洋英和女学院大学のお嬢様イメージには、中高の頭脳明晰な名門女子校としてのブランドも影響しています。

また、東洋英和幼稚園、小学校、中等部・高等部、大学院は、東京都港区六本木にあり、前身の東洋英和女学校も含めると100年以上六本木にあることも、伝統的なお嬢様イメージにつながっています。

「敬神奉仕」に基づく人格形成重視の教育

東洋英和女学院の1928年に制定された標語は「敬神奉仕」で、
神を敬い、他者を愛し、人のために奉仕し、自分に与えられた使命を果たすという意味になります。

「敬神奉仕」の考えのもと、現在も礼拝、授業、行事、奉仕活動などを通して人格形成を重視した教育が行われています。

おおらかで思いやりのある、やさしい人柄に育つような教育が、東洋英和女学院全体で行われていることも、お嬢様イメージにつながっていると考えられます。

東洋英和女学院大学はお嬢様より一般家庭出身が多い?

奨学金を利用している学生は約6人に1人

東洋英和女学院大学では、令和6年度に190人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しています。
(JASSOの公開資料より計算)

同年度の学部在籍者数1142人をもとに計算すると、貸与率は約16.6%で、およそ6人に1人が奨学金を利用していることが分かります

大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を大きく下回っており、裕福な家庭が多い印象を受けますが、お嬢様ばかりの大学ではないこともわかります

公立高校からの合格者もいるものの少ない

公式に公開されている在学生出身校一覧には、公立高校を含む幅広い高校が掲載されています。

一方で、2025年度の高校別合格実績では合格者数の上位10校がすべて私立高校で、東洋英和女学院高等部、東京女学館、横浜雙葉、田園調布雙葉など、伝統的な私立女子校からの合格者が目立ちます。
TOP20まで広げると、公立高校が3校入ってきます。

公立高校出身者もいるものの、他の女子大学と比べて私立高校や女子校、中高一貫校出身者は多いと考えられます。

東洋英和女学院大学の学費は高い?

東洋英和女学院大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度(平均より少し安い)になります。
東洋英和女学院大学の2026年度の初年度納付金は、135万350円です。
また、学科によって学費が高額になるというわけでもありません。

学費以外にも交通費や教科書代、一人暮らしの費用も含めると、
大学4年間で500万~800万円以上程度の教育費用になることが考えられます。

東洋英和女学院大学の学生数・内部進学の割合

東洋英和女学院大学の2026年度入学者は、186人です。
関東のお嬢様大学の中では、学生数は少ないほうで、小規模な大学になります。
小規模大学ならではの、教員や学生との距離の近さ、安心できる環境があります。

東洋英和女学院高等部からの内部進学は、2026年3月卒業生186人のうち、
東洋英和女学院に合格したのは32人で、実際に進学したのは5人です。
他のお嬢様大学では、内部進学生は卒業生の内、1~3割いることが多いため、
東洋英和女学院大学の内部進学の割合はかなり少ないです

基本的に内部進学する女子学生は、教育費をかけられることからお嬢様であることが多く、
その内部生が東洋英和女学院大学にはほとんどいないということは、
他の私立の中高一貫校から東洋英和女学院大学に進学する人もいるとは思いますが、
大学としては伝統や歴史があるものの、生粋のお嬢様は少ないと考えられます

東洋英和女学院大学の偏差値は?

東洋英和女学院大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は35.0~40.0前後で、
2026年度の一般入試は、実質倍率1.2倍で、受験者100人に対し合格者84人です。

1990年代では東洋英和女学院大学の偏差値は60~55、2000年代では偏差値50~45と、偏差値が徐々に下がったことは間違いありません。
偏差値が下がった背景には、東洋英和女学院大学特有の現象ではなく、
受験者数の減少女子大離れ偏差値が下がったことによる優秀な内部生の外部受験があります。

大学の受験者数は1990年に比べ現在増えていますが、
4年制大学が増えているため、大学に対する受験者数は減少しています。
そのため、昨今では定員割れする大学が増えています。

1990年2023~25年ごろ
18歳人口約201万人約106~110万人
大学進学率24.6%約58~59%
大学進学者数約49万人約63~64万人
4年制大学数507校810校

また、女子大離れが進んでいる理由には、時代背景が大きく影響しており、
昔は女性が進学することや社会進出することは一般的ではなく
学校も社会も男性の比率が高いのは当たり前でした。
そのため、昔は女性の社会進出の実績がある女子大自体にブランドがあり、
受験する学生も、共学の大学に進むことは今ほど当たり前ではありませんでした

現在は、女性でも早慶・MARCH・国公立・理系学部を目指すことが当たり前になっており、
充実した設備や教育、就職に有利な学習環境・就職実績を持つ大学も多く、
女子大を進路にする人が少なくなっていることが、女子大の偏差値の低下につながっています。
(共学思考の人が増えているのはそうですが、今でも女子大に需要はあり
卒業生が社会で活躍することで作り上げてきた就職の強さなど、
女子大の強み、好印象な社会的イメージは今でもなくなっていません。
偏差値から見ると、就職に強く、質の良い教育を受けられる素晴らしい大学です。)

東洋英和女学院大学のお嬢様度を判定!

学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!

東洋英和女学院大学の総合的なお嬢様度はBランクです。

東洋英和女学院大学は、140年以上続く女子教育の長い歴史や、キリスト教に基づいた品格と教養を重視する教育名門女子校「東洋英和女学院」のイメージなど、伝統的なお嬢様大学であると言えます。

また、学費は一般私大と同等で、入試難易度も難関というわけではなく、入学への敷居は低いです。
内部生の進学が少なく、ほとんどの学生が一般家庭に近い経済感覚であると考えられます。
そのため、「伝統と校風からお嬢様イメージが強い大学」としてBランクの判定となりました。

判定項目評価
歴史・伝統A
教育理念・校風A
一貫教育・内部進学C
学費・教育環境B
学力・入試難易度C
知名度A
全体評価