梅花女子大学は、明治時代から続くキリスト教に基づいた女子教育や、「チャレンジ&エレガンス」が教育理念など、「お嬢様大学」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約2~3人に1人だったり、系列校から進学は新入生全体で15%程度、公立高校からの合格者もおり、実態は一般家庭出身でもなじみやすい大学です。
梅花女子大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「内部進学の人がいる中で、友達がつくりにくかったりする?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
「アルバイトしたら浮く?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、梅花女子大学の学生は一般家庭が多いのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
梅花女子大学はお嬢様ばかり?一般家庭でもなじみやすい?
奨学金を利用している学生は約2~3人に1人
梅花女子大学では、2024年度の学部生1893人のうち788人が日本学生支援機構の貸与奨学金を利用しています。(JASSOの公開資料、大学公式の学部生の数より計算)
貸与率は約42%で、およそ2~3人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しています。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を上回っており、お嬢様ばかりの大学ではないことがわかります。
系列校から内部進学の学生がいる
梅花女子大学には、系列校があり、梅花中学校・梅花高等学校があります。
系列校から、梅花女子大学に内部進学する人もいます。
梅花高等学校から大学への学内推薦制度もあり、2025年度は梅花高等学校から梅花女子大学への内部進学者が55人となっています。
同年度の梅花女子大学の入学者は366人なので、内部進学者の割合は約15%です。
内部進学者の割合が15%程度というのは、他のお嬢様大学に比べ平均ぐらいの割合です。
公立高校からの合格者もいる
外部生については、大阪府立山田高校、芥川高校などの公立高校のほか、宣真高校、城南学園高校、プール学院高校、大阪女学院高校などの私立高校から合格者が出ています。
合格者全員が入学したわけではありませんが、大阪を中心に、兵庫・京都など近畿圏の公立高校・私立高校から幅広く受験されている大学です。
梅花女子大学がお嬢様イメージを持たれる理由
明治時代から続くキリスト教に基づいた女子教育
梅花学園の前身である梅花女学校は1878年に、大阪で最初の女学校として設立されました。
1878年というと、明治維新からまだ10年ほどで、女性が現在のように中等・高等教育を受けることが当たり前ではなかった時代です。
梅花女学校では、キリスト教に基づいた知性と教養を備えた自立した女性の育成を行ってきました。
キリスト教は宗教の布教というより、他者を尊重する、困っている人に手を差し伸べる、多様な価値観を認めるなど、愛や奉仕など人格的な教育として取り入れられていました。
1922年には大阪初の女子専門学校を開設するなど、関西地方の女子高等教育を先駆的に行ってきました。
1964年には梅花女子大学を設立し、女子教育の先駆的な存在として、梅花学園系列のお嬢様イメージにつながっていると考えられます。
【豆知識】なぜキリスト系の教育はお嬢様学校と言われるのか
キリスト教系の学校は、鎖国から開国して間もなく、日本の女子教育を早くから支えた存在です。
鎖国から開国し、その後数十年、日本の女性が中学校や高校などに進学することは当たり前ではありませんでした。
その中で外国人宣教師や修道女が女学校を開き、女子に基礎的な読み書きや計算だけでなく、高度な教育である語学やキリスト教など幅広い教養を教えはじめます。
文部科学省の教育史でも、明治初期の女子教育が進んだ主な要因はキリスト教宣教師の活動だったと説明されています。
当時、娘を私立の女学校へ通わせられる家庭は限られていたため、結果として社会的・経済的に余裕のある家庭のお嬢様が集まりやすくなりました。
令和の時代には女性が大学へ行くことや、社会進出することは当たり前になっていますが、鎖国から開国したのは1854年で、まだ200年経っていません。
昭和末期(1988年頃)でさえ、4年制大学への進学率は25%前後(女性は12%前後)のため、高度な教育を受けられるのはお嬢様、キリスト教で身につく教養が育ちの良さにつながるといった価値観を持つ世代の人もいます。
「チャレンジ&エレガンス」が学校のテーマ
梅花女子大学は「チャレンジ&エレガンス」を教育理念に掲げ、
気品と思いやりを備えながら、自ら考えて社会に挑戦できる女性の育成を目指しています。
育成を目指す女性像にエレガントな女性を掲げていることも、上品なお嬢様学校というイメージにつながっています。
学費は一般の私大と同等
梅花女子大学の学費は、一般的な私立大学の平均程度にはなります。
梅花女子大学の2027年度の初年度納付金は、学部によりおよそ148~195万円です。
学費以外にも交通費や教科書代、一人暮らしの費用も含めると、
大学4年間で500万~1000万円以上程度の教育費用になることが考えられます。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
梅花女子大学の偏差値は?
梅花女子大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は35.0~40.0前後で、
2026年度の一般入試では、全学部・学科を合わせて334人が受験し、247人が合格しています。
一般入試での大学全体の実質倍率は約1.4倍です。
梅花女子大学の偏差値は、2010年代では偏差値40~50で推移しており、偏差値が徐々に下がったことは間違いありません。
偏差値が下がった背景には、梅花女子大学特有の現象ではなく、
受験者数の減少と女子大離れ、偏差値が下がったことによる優秀な内部生の外部受験があります。
大学の受験者数は1990年に比べ現在増えていますが、
4年制大学が増えているため、大学に対する受験者数は減少しています。
そのため、昨今では定員割れする大学が増えています。
| 1990年 | 2023~25年ごろ | |
|---|---|---|
| 18歳人口 | 約201万人 | 約106~110万人 |
| 大学進学率 | 24.6% | 約58~59% |
| 大学進学者数 | 約49万人 | 約63~64万人 |
| 4年制大学数 | 507校 | 810校 |
また、女子大離れが進んでいる理由には、時代背景が大きく影響しており、
昔は女性が進学することや社会進出することは一般的ではなく、
学校も社会も男性の比率が高いのは当たり前でした。
そのため、昔は女性らしい人文系や家政系の学部が人気だったことや、
女性の社会進出の実績がある女子大自体にブランドがあり、
受験する学生も、共学の大学に進むことは今ほど当たり前ではありませんでした。
現在は、女性でも関関同立・国公立・理系学部を目指すことが当たり前になっており、
充実した設備や教育、就職に有利な学習環境・就職実績を持つ大学も多く、
女子大を進路にする人が少なくなっていることが、女子大の偏差値の低下につながっています。
(共学思考の人が増えているのはそうですが、今でも社会的に女子大に需要はあり、
卒業生が社会で活躍することで作り上げてきた就職の強さなど、
女子大の強み、好印象な社会的イメージは今でもなくなっていません。)
梅花女子大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
梅花女子大学の総合的なお嬢様度はBランクです。
梅花女子大学は、明治時代から続くキリスト教に基づいた女子教育や、「チャレンジ&エレガンス」が教育理念など、伝統ある女子大学として、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大と同等で、入試難易度も難関というわけではなく、偏差値も低下しています。
内部生の割合は15%ほどで、幼少期から英才教育を受けるような生粋のお嬢様は少ないと考えられます。
そのため、「カトリック教育の伝統あるお嬢様大学」としてBランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | A |
| 教育理念・校風 | B |
| 一貫教育・内部進学 | B |
| 学費・教育環境 | B |
| 学力・入試難易度 | B |
| 知名度 | B |
| 全体評価 | B |
一方で、梅花女子大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
梅花女子大学の総合的な庶民度はB+ランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
梅花女子大学では、奨学金を利用している学生は約2~3人に1人だったり、系列校から進学は新入生全体で15%程度、公立高校からの合格者もいることから庶民度はB+ランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | B |
| 外部生の多さ | A |
| 出身高校の幅(公立含む) | B |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | B |
| 全体評価 | B+ |

