桐朋学園大学は、クラシック音楽の専門教育を行っていることや、学費や楽器費用、レッスン費用といった高い教育費用など、「お嬢様学校」というイメージがあります。
一方で、奨学金を利用している学生は約4~5人に1人だったり、系列校から進学は新入生全体で約3割など、実態は裕福な家庭ばかりではないです。
桐朋学園大学について調べると、
「本当にお嬢様ばかりいる?」
「裕福な家庭の学生はどれくらいいる?」
「一般家庭出身だと、周りから浮く?」
「内部進学の人がいる中で、友達がつくりにくかったりする?」
「ブランド品を身につけるのが当たり前の人ばかり?」
と、気になったり、不安になったりしますよね。
本記事では、桐朋学園大学は一般家庭でもなじめるのか、なぜお嬢様学校と言われるのかについて調査しました!
桐朋学園大学はお嬢様ばかり?一般家庭でもなじみやすい?
奨学金を利用している学生は約4~5人に1人
桐朋学園大学では、2024年度の学部生561人のうち、日本学生支援機構の貸与奨学金を利用していた学生は124人です。(JASSOの公開資料や当時の学部生の数より計算)
貸与率は約22%で、およそ4~5人に1人が返済を必要とする奨学金を利用しています。
大学の奨学金の貸与率の全国平均約31%を下回っており、裕福な家庭が多い印象を受けます。
また、私立音楽大学は授業料だけでなく、楽器代やレッスン、演奏会などの費用もかかりやすいため、一定の経済力が必要とされやすいことからも、貸与奨学金を利用しているからといって、一般家庭であるとは限りません。
系列校からの内部進学の割合は約3人に1人
桐朋学園大学には、系列校の桐朋女子高等学校音楽科があり、推薦制度により桐朋学園大学へ内部進学する学生がいます。
2026年度の桐朋学園大学の新入生は132人で、同年に桐朋女子高等学校音楽科から入学した学生は48人です。
2026年度入学者の約36%、3人に1人が桐朋女子高等学校音楽科からの内部進学になります。
桐朋女子高等学校音楽科は、全国の私立高校の中でもかなり学費が高く、内部生は音楽教育へ多額の費用をかけられる家庭が集まりやすいと考えられます。
音楽面では、高校入学時点で専門実技、楽典、聴音、新曲視唱などが課され、高校在学中も音楽史や音楽理論といった机上の勉強から、演奏会や実技試験など専門の音楽教育を受けている、音楽のエリートと言えます。
余談ですが、外部からの桐朋学園大学への入学者についても調べましたが、
全国の音楽科のある高校から、進学実績により入学者がいることはわかったのですが、
私立高校と公立高校からの入学者の割合だったり、音楽科と普通科からの入学者割合は不明です。
学生の8割が女性
桐朋学園大学の2026年5月時点の学部生521人のうち、女性は432人、男性は89人です。
およそ女性が8割、男性が2割の割合です。
桐朋学園大学の設立時から男女共学ですが、全国的に音楽系の大学・高校は女性が7割ほどで、女性の割合が多いです。
桐朋学園大学がお嬢様イメージを持たれる理由
伝統的な歴史と音楽界でのブランドがある
桐朋学園大学は、戦後日本の音楽教育を受け継ぎ、世界で活躍する音楽家を育ててきた名門大学です。
日本のクラシック音楽界を代表する教育者・音楽家が創設に関わっており、日本のクラシック音楽教育を代表する伝統校というブランドがあります。
特に指揮や弦楽器の分野では長い伝統があり、現在も国際コンクール入賞者を輩出しています。
著名な方で言うと、指揮者の小澤征爾さんです。
桐朋学園で音楽家の斎藤秀雄さんに指揮を学んだ後に、オーケストラ指揮者国際コンクールで第1位を獲得するなど世界的にも有名な音楽家として活躍しています。
他にも多数の名だたる音楽家を育ててきた音楽界でのブランドも、上品で格式のある学校というイメージにつながっています。
幼少期から音楽教育を受けた学生が通っている印象がある
桐朋学園系列には、子供向け音楽教室から音楽科の高校、大学、大学院まで、幼児・児童期から大学まで続けて音楽家を育てる環境が揃っています。
桐朋学園大学の入試では、専攻実技だけでなく、楽典や聴音、新曲視唱、副科ピアノなどがあり、入学前から長期間にわたって音楽教育を受けてきた学生が前提になります。
音楽教育には、楽器代や個人レッスン代、音楽教室の授業料、発表会やコンクールへの参加費・衣装費用など見えない費用が多くかかり、裕福な家庭でないと難しい側面があります。
幼いころからピアノやバイオリンなどクラシック音楽を習うような学生が集まりやすい環境は、「育ちがよさそう」「教育に力を入れる家庭のお嬢様が多そう」といったイメージにつながっています。
学費は一般の私大より高い
桐朋学園大学の学費は、一般的な私立大学の1.5~2倍程度になります。
桐朋学園大学の2026年度入学生の初年度納付金は約230万円で、4年間では約873万円になります。
さらに音楽を専門的に学ぶ場合、楽器の購入・維持費や演奏会、コンクールなど大学納付金以外の費用がかかります。
学費を奨学金で補うような学生もいれば、親が全額払っている裕福な家庭の学生など、様々な経済事情の学生が入り混じっていると考えられます。
桐朋学園大学の偏差値や入試倍率は?
桐朋学園大学の偏差値は、各種予備校が発表している2026年度の偏差値は35.0前後で、
2026年度の入試では、受験者160人に対し合格者152人、実際の入学者は132人です。
偏差値や入試倍率を見ると、入学が簡単に見えますが、
様々な音楽教育を受けていることが前提の試験のため、偏差値では測れない入学難易度になります。
在籍学生数の推移は、2016年度の763人から、2026年度は521人まで年々徐々に減っており、若干の減少傾向があります。
音大志望者自体が全国的に長期減少していることや、少子化、多様な4年制大学の増加などが背景にあると考えられ、在籍学生数の推移の減少は桐朋学園大学に問題があるというより、世の中の流れの自然な範囲内と考えられます。
桐朋学園大学のお嬢様度を判定!
学校の歴史・教育理念・内部進学・学費・入試難易度・社会的イメージをもとに、お嬢様度を独自に判定しました!
桐朋学園大学の総合的なお嬢様度はA+ランクです。
桐朋学園大学は、クラシック音楽の専門教育を行っていることや、学費や楽器費用、レッスン費用といった高い教育費用など、お嬢様大学のイメージを持たれやすい学校です。
学費は一般私大より高く、入試難易度も長年の音楽教育を受けていないと入学が難しいです。
内部生の割合も多く、幼少期から音楽教育を受けるような学生も多いと考えられます。
そのため、「音楽教育を重視した伝統あるお嬢様大学」としてA+ランクの判定となりました。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 歴史・伝統 | S |
| 教育理念・校風 | A |
| 一貫教育・内部進学 | A |
| 学費・教育環境 | S |
| 学力・入試難易度 | A |
| 知名度 | A |
| 全体評価 | A+ |
一方で、桐朋学園大学で、一般家庭の学生でもなじみやすいのかも独自に判定しました!
桐朋学園大学の総合的な庶民度はBランクです。
庶民度は、お嬢様大学の中で一般家庭の学生にとって、価値観が合うか?友達は作りやすいか?アルバイトしても浮かないか?の指標として判定しました。
桐朋学園大学では、奨学金を利用している学生は約4~5人に1人だったり、系列校から進学は新入生全体で約3割などから庶民度はBランクの判定となりました。
学生全員がブランド品で身を固めていたり、アルバイトなんて考えたこともない、といったことは考えにくいです。
| 判定項目 | 評価 |
|---|---|
| 一般家庭の学生の多さ(奨学金貸与率) | B |
| 外部生の多さ | C |
| 出身高校の幅(公立含む) | B |
| 学生の規模(マンモス校はなじみやすさUP) | B |
| 実務的か(実技や資格、就職に強い) | B |
| 全体評価 | B |


